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ミラーの種類
ミラーを選ぶに際して考慮すべき主な要素は次の事柄です。
■コーティング
金属コーティングは、広帯域である上に入射角度にあまり依
存しません。通常よく使われるコーティングで、特性が良好で
廉価です。
誘電体コーティングは、多層膜コーティングの一種で、特定
の波長で優れた特性を示し、入射角の変化が小さければ特性が
大きく変わることはありません。一般的には、誘電体コーティ
ングの方が耐久性と耐光性に優ります。
金属コーティング
無被覆アルミは、反射率が極めて高いのですが表面の酸化に
より経時変化します。
保護膜付きアルミは、無被覆アルミよりずっと好ましく、表
面の保護被膜により反射特性が若干低下しますが反射面を酸化
から守ります。
エンハンスドアルミは、金属コーティングの上に多層の誘電
体膜を付けたハイブリッドコーティングです。可視の中央波長
域で一層高い反射率が得られます。保護膜付きアルミより擦り
傷が付きにくい硬質の被膜です。
UV エンハンスドアルミは、酸化を防ぎ紫外領域でのアルミ
本来の反射率を保持する誘電体コーティングを施したもので
す。このコーティングは、エンハンスドアルミコーティングに
比べて柔らかいので、クリーニングの際は擦り傷が付かないよ
うご注意下さい。
裏面反射用銀は、プリズム面に付けるような、第2 面専用の
コーティングで、入射角が小さくなっても全反射するように施
します。
保護膜付き銀は、アルミに比べて優れた反射率を示しますが、
容易に酸化して曇ってしまうため、空気から完全にシールドして
酸化を防ぐ必要があります。信頼のおける保護膜付き銀コーティ
ングを施すには実際上困難な点があるため、メレスグリオでは限ら
れた基板にのみこのコーティングオプションを提供しています。
無被覆金は、近赤外から遠赤外にかけて一様に高い反射率を
有し、この波長域では一番よく使われるコーティング材料です。
金は、熱放射の制御に特に有効です。金コートそのものは非常
にソフトで簡単に傷が付きます。
保護膜付き金は、無被覆金より遥かに擦り傷が付きにくい上、
16 μm の波長までは無被覆金とよく似た特性を示します。
誘電体コーティング
MAXBRIte(マックスブライト)は、設計波長域で98 %の反
射率を有し、強い照射光強度にも耐えられる、多層コーティン
グです。
MAXBRIte は、広範囲の入射角で使用でき、偏光に殆
ど依存しません。このコーティングは、傷が付きにくいので頻
繁にクリーニングしても差し支えありません。
拡張MAXBRIte は、MAXBRIte より波長域が一層広く、擦り
傷の付きにくさは同程度です。広い波長域で高い反射率のコー
ティングを実現するには、何層にもわたる優れたコーティング
技術が必要です。コーティングがこのくらい複雑になると、コ
ーティング内のメカニカルストレスが下の基板表面の形状に影
響を与えます。
ダイオードレーザーMAXBRIte は、標準のMAXBRIte と本質的に
同じものですが、特性を長波長側にシフトしてあります。赤と近赤
外波長の大抵のダイオードレーザーやLED 用として最適です。
レーザーラインMAX - R コーティングは、特定の波長と特定の
入射角で極めて優れた特性を示すように設計されたコーティング
です。190 nm から2.1 μm の範囲内の様々のレーザー波長の0 °か
45 °の入射角用のMAX- R コーティングを提供できます。大抵の
MAX - R コーティングには、最小ロット料金が掛ります。
MAXBRIte およびMAX - R コーティングは、特性の仕様が厳
しいため、これらのコーティングを施す平面ミラーの基板には
クラウンガラスを用いていません。当社の大抵のミラーには、
予めMAXBRIte コーティングを施してストックしています。
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