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干渉フィルター

干渉フィルターの用途は、疾病診断、分光放射測定、熱量測定及びテレビカメラの色分解等など、実に多岐にわたります。
メレスグリオの干渉フィルターは、それを用いた広帯域光量計または放射計が廉価版であっても、スペクトル分布を早く正確に測定することができます。光量計と干渉フィルターの組み合わせは、フィルターの有効集光面積がスリットタイプより遥かに大きいので、測定の高速化に極めて有利です。その上、干渉フィルターを使えば、特定のスペクトルで像を観察したり、結果を即座に記録したりできます。空間及びスペクトルの走査装置でも同様の像記録ができますが、相当な時間がかかります。
狭帯域の干渉フィルターは、プリズムや回折格子などの分散素子を要することなく、数ナノメートルもしくはそれ以下のバンド幅で波長を分離できます。このようなフィルターを使えば例えば、炎のスペクトルから唯1 本のスペクトル線を純粋に抽出したり、レーザー光通信の信号光を明るい炎天下で明瞭に受信したりすることが、可能になります。色ガラスやゼラチンフィルターでは、このようなことは不可能です。
干渉フィルターは、多層薄膜の光学素子です。干渉フィルターの多くは、文字通り「総誘電体」多層膜で構成されていますが、遮蔽特性を高めるために金属膜を付加したタイプもあります。広帯域の干渉フィルターには、ほとんど必ず(スタック部ではなくスペーサー部に)金属膜が施されています。干渉フィルターには、エッジフィルターとバンドパスフィルターの2 つの基本タイプがあり、必要な波長域だけを通してそれ以外の両側の波長域を遮蔽します。



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