 |
|
 |
HEBBAR コーティング-1/2
当社のHEBBAR (High Efficiency BroadBand AntiReflection)コーティングは、種々の屈折率の材料が交互に並んだ多層膜構造で、広い波長範囲にわたって極めて低い残留反射率を実現する減反射コーティングです。このコーティングは、その反射率特性グラフが2つの波長で極小値となる独特の特徴を持ち、有効波長域が300
nm近くあります。有効波長域での残留反射率は 1.0%以下で、通常は0.6%を越えません。極値を取る波長の近辺のみに波長範囲を限ると、その残留反射率は
0.4%よりずっと小さくなります。HEBBARコーティングは、入射角によって急激には変化しませんが、入射角が大きくなるに連れて残留反射曲線が短波長側に若干シフトして長波長側の反射率が少し増えます。このコーティングは、大きな開口数(小さいF値)のレンズや曲率の強い曲面への減反射コーティング用として極めて有用です。このようなレンズでは、入射角が開口全体で大きく変化します。
6種類の標準のHEBBARコーティングがあります。HEBBARコーティングを予め施して在庫してある光学部品も多種類用意しています。/078は垂直入射用で、415
- 700 nmの有効波長域は可視域の大部分をカバーします。このコーティングの45゜入射用のものが /079です。/077は有効波長域が700 - 1100
nmで、赤外域にシフトしたものです。/075と/076の2つのHEBBARコーティングは、特にダイオードレーザー波長用に最適化されています。/074は、300
- 500 nmの波長範囲用に変形したHEBBARコーティングです。この有効波長範囲内での残留反射率は1%以下で、通常は0.5%を越えることはありません。
/074コーティングは、0±15゜の入射角で用いられ、曲率の大きな曲面のコーティング用には不向きです。
/077、/078および /079コーティングの反射率の表示値は、屈折率が1.47-1.55基板にのみ当てはまります。基板の屈折率がそれ以外の値であれば、コーティングの設計も異なりますが、0±15゜の入射角で
約20%、0±30゜の入射角で 約25%、反射率の値がアップします。



|
 |